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第3話 ネコ太郎・アマグリ村の猫戦士たち「第二の戦士・オージ登場」の巻 [ペット]

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今回はプリッツエル王子のお話です。





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プリッツエル王子は或る施設のごみ置き場を寝蔵にしていた野良猫でした。

そこは食べ物も乏しく、施設から出る残飯をあさって命をつないでいました。その施設では野良猫にエサを与える事を禁じていたので、人目に付かない様に時々僕もカリカリを少し与えていました。

2014年の1月、とても寒くプリッツエル王子はゴミ袋の間に潜り込んで寒さをしのいでいました。ある日プリッツエル王子が僕を見つけて尻尾をピーンと立てて近づいてきました。僕はエサを与えている事がばれそうで「あっちへ行きなさい」プリッツエル王子を追い払ってしまいました。

プリッツエル王子「どうして‥どうして僕に冷たくするの」と言うような悲しそうな目をしながら僕から遠ざかっていきました。その時の悲しそうに時々振り返り僕を見る眼差しは今でも忘れられません。

僕は帰ってamaguriさんと相談の結果、家に連れてくることにしました。

僕達は早速キャリーを持ってプリッツエル王子を引き取りに行ったのです。
その日はとても天気がよく、プリッツエル王子は施設の駐車場の片隅で日向ぼっこをしていました。

正直、エサは与えていましたが一度もプリッツエル王子に触れたことが無かったので、僕達が近づくと逃げてしまうかもしれないと思っていましたがプリッツエル王子は素直に抱かれキャリーに入ってくれたのでした。

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我が家に来た直後のプリッツエル王子

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鼻の先っぽは喧嘩をしたのか、欠けていました。

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両腕の付け根当たりは、肉が見えるほど舐めて自ら傷を付けていました。



                  死の宣告


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保護をして直ぐに矯正手術をするために獣医さんに行きました。
手術の前に血液検査をすることになりましたが、獣医さんから聞かされたのは「猫白血病が陽性ですね」という結果でした。
確かに検査器には薄っすらと青い反応が出ていました。
「気の毒だけど、この子は長くは生きられないと思うよ」プリッツエル王子には死の宣告に等しい言葉でした。
「どうします、手術をしますか?」と言われましたが、僕達は迷うことなく手術を承諾しました。たとえ短い命でも最後まで飼ってあげようと思ったのです。

しかし他に大きな問題が有りました。アマグリ村長ツムジくんがすでにプリッツエル王子と同じ器で一週間ほど一緒にご飯を食べていたのです。

獣医さんと相談の結果、この先2週間は
アマグリ村長ツムジくんプリッツエル王子とを完全に隔離してからアマグリ村長ツムジくんの血液検査をする事になりました。幸いなことに2ニャンとも猫エイズ、猫白血病とも陰性だったので予防注射をしました。これで安心とはいきませんが、この先何が有ってもこの子達を飼い続けようと思ったのです。

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我が家に来た初日はあちこちにウンチやオシッコをしてしまいましたが、2日目からはちゃんとトイレで出来るようになりました。


                       発症?



我が家にやって来て、ひと月位した時にプリッツエル王子は突然42度の高熱を出し食べ物はおろか水さえも飲まなくなりました。

獣医さんに連れて行くと「発症したかもしれないな‥」と言われたのでした。
プリッツエル王子の眼を見ると眼球だけが左右に細かく揺れていました。獣医さんは揺れるその目を見て「脳まで侵されているかもしれないな‥」とつぶやきました。

治療は、インターフェロン注射を3日間して自宅で解熱剤をスポイトで飲ませ様子を見る事。

4日目には熱も下が食欲も出て来て一安心。



               消えた猫白血病




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猫白血病の陰性を告げられてから、ちょうど一年が経ちました。その間プリッツエル王子は大きな病気をする事も無く、すくすくと育ちました。

僕はプリッツエル王子の病気に対して少し希望を持っていました。病気の事をネットで調べたりして、その希望は何となく膨らんでいました。

その希望を確かめるべく、もう一度獣医さんに頼んで血液検査をしてもらいました。「とても元気で、健康そうなんで」と獣医さんに言うと獣医さんは「発症しなければ案外元気ですよ、死ぬまで発症しない子もいるし‥」と言いながら検査をしてくれました。

しばらくすると獣医さんが大きな声で「消えている!」と言いながら診察室に入ってきました。「驚いた、反応が消えている!」と言って試験器を持ってきました。確かに以前は薄っすらと青い反応があたけれど、今回は全く反応がありませんでした。「目の揺れも無くなっている、驚いたなー」と獣医さんも驚きを隠せません。陽性反応が出たため予防注射をして病院を後にしました。

原因は色々と考えられるけれど、とにかく猫白血病の反応が消えていました。これを僕は奇跡と信じたい。

あの時、施設から家に連れてくる事をためらっていたら、一月後にプリッツエル王子は熱を出し短い一生を終えていたかもしれない。

今日も僕の横で喉を鳴らしながら眠るプリッツエル王子を見ていると、とても幸せな気持ちになるのでした。






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第2話 ネコ太郎・アマグリ村の猫戦士たち「女戦士・オジョー登場」の巻 [ペット]

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       次回に続く




今回はみよ子お嬢さんの紹介です。
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納屋の隠れ家でくつろぐ「家庭内野良猫」みよ子お嬢さんです。

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元は裏山から下りて来た野良猫さんでした。
みよ子お嬢さんは何処にも行かず裏山の木の下で、三日三晩鳴き続けていました。
可哀想に思った僕達が食べ物を持って行くと、人間が怖いのか一目散に逃げて隠れてしまいます。
僕達が居なくなると又戻って来て鳴き続けます。
天気予報では次の日は雨。
保護しようと近づくと逃げるので仕方なく、食事とビニールでカバーをした段ボールを置いておきました。
僕達の心配をよそにみよ子お嬢さんは、我が家のネコちゃん脱走防止のために張ってあるネットのすき間から家の中に入ってきました。そしてそのまま居座ってしまいました。

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みよ子お嬢さんは最初から「家庭内野良猫」ではありませんでした。

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amaguriさんの趣味のクロスステッチ刺繍の糸でたわむれる、ごく普通の可愛いネコちゃんでした。がある日、みよ子お嬢さんのお尻から、きし麺状の虫が出てきたのです。
マンソン裂頭条虫」というお腹に巣食う虫でした。
みよ子お嬢さんは生まれて早くに親からはぐれたか、死別したようです。
裏山には人々が野良猫達に食事を与えているようで、野良猫達は健康そうで大きな子が沢山います。でも親のいないみよ子お嬢さんがその食事にありつける事は少ないのです。
仕方なくみよ子お嬢さんはカエルを捕って食べていたのです。そのカエル
マンソン裂頭条虫」が潜んでいました。
みよ子お嬢さんはきっとそのカエルを食べる事は本当は嫌だったのに生きるために仕方なく食べたのです。その証拠にみよ子お嬢さんカリカリ以外、一切食べようとはしません。
きっとみよ子お嬢さんにとってカリカリ憧れのお食事だったのですね。

その虫の駆除に獣医さんに連れて行ったのが「家庭内野良猫」の始まりでした。

特にみよ子お嬢さんについていた虫は強じんで中々駆除できませんでした。結局5回も注射をしてやっと駆除できましたが、医者嫌いのみよ子お嬢さんは「極度の人間不信」になってしまいました。そして「家庭内野良猫」になった決定的な事は「避妊手術」でした。この事で今では近づく事も触る事も出来なくなってしまいました。

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我が家に来た頃はツムジくんに甘えていました。

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でも今はプリッツエル王子恋をしています
プリッツエル王子みよ子お嬢さんをとても可愛がります。

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アマグリ村の村長であったアマグリ村長がいた頃は「家庭内野良猫」みよ子お嬢さんもみんなと一緒に仲良く過ごしていましたが、アマグリ村長が天国に行ってしまった後は、納屋の隠れ家で過ごす事が多くなりました。

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でも時々大好きなプリッツエル王子が遊びに来てくれるので寂しくはないようです。って言うか、ご飯も食べられて、おトイレもいつも綺麗で、あまり干渉されない自由気ままな生活が案外気に入っているようです。
そんなみよ子お嬢さんの生活ぶりを見ていると、不思議と可愛いのです、不思議とね。(*^^*)









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